い~でんたるへるす

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知覚過敏症

正式には象牙質知覚過敏症といいます。特に虫歯になっているわけではないのに、冷たい水を飲んだときに「ピリッ」とくる痛みですが、日本人の4人に1人は知覚過敏を経験しているとされております。他にもブラッシング、甘いもの、果物などで痛むことがあります。

知覚過敏症の原因

知覚過敏症の原因としては、以前は誤ったブラッシング法(ブラッシングの害)で歯を削ってしまっている場合が言われておりましたが、最近はストレスによるかみ締めの影響で歯のエナメル質にヒビが入り、エナメル質が剥がれて象牙質が露出して起こる場合も増えてきております。外からの刺激が象牙細管(象牙質にある細い管)を通って歯髄(神経)に伝わり、痛みを生じるのが知覚過敏症の発生メカニズムです。例えば、右の図のように歯肉がやせて根が露出した場合、左下の顕微鏡写真で確認できるような象牙細管が開いた状態になり、刺激が簡単に歯の神経に伝わっていってしまいます。本来、象牙細管は図のように口を開いた状態でいることは稀なのですが、象牙細管が口の中で露出してしまった場合にこのようなことが起こります。他にも歯髄の変化によるものや中枢神経内の変化によるものなどがあります。

知覚過敏症の治療法

  1. ブラッシング法の改善、知覚過敏用歯みがき剤の使用
  2. フッ化物の局所応用(イオン導入)、歯科材料の塗布等で象牙細管を塞ぐ。
  3. 歯髄消炎療法等で過敏になった神経を治す。
  4. 歯髄を抜く、歯を抜く。

まずは1.から実践しましょう。知覚過敏用の歯みがき剤には即効性はありませんが、2週間程度継続使用しているうちに、歯がしみにくくなってきます。それでも駄目なら2.へと進みます。3.や4.が必要な場合は極めて稀です。神経(歯髄)を抜いてしまえば痛みは治まりますが、よほどのことがない限りは歯髄を抜かないように他の治療方法を選択しましょう。歯髄を抜いてしまうと、その歯は変色してしまう場合や、歯が脆くなると言った代償があります。歯髄は歯を形成する上でとても重要な役割を果たしていますので、極力抜かないようにしましょう。  知覚過敏症は様々な要因から発症します。最近では、かみ合わせの不具合や歯ぎしりや食いしばりが知覚過敏の原因となることも分かってきました。歯科医師に相談してその要因を十分に理解し、適切な治療が行えるように心がけましょう。

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