い~でんたるへるす

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親知らずについて

自分も知らない親知らず

親知らずとは?

人間の歯は全部で32本ありますが、上下左右の一番奥の歯4本が第3大臼歯、いわゆる親知らず(智歯)です。歯列の真ん中から数えて8番目にあります。個人差はありますが、20歳前後で親の知らぬ間に、生え始めます。人類が地上に誕生し植物を丸かじりしていた頃は、その名が示すように大臼歯として上下がしっかり咬んで機能していました。人類が火を発見し、食べ物を軟らかく加工するようになってから、歯の大きさは変わらないものの、よく噛まなくてもすむようになったために、顎は退化し小さくなってきました。そこで一番最後に生えてくる第3第臼歯のスペースが足りなくなり、横や斜めに生えてきたり、手前の歯を押すようになるなど様々なトラブルが生じてきました。

親知らずの害


<図>
斜めに生えた親知らずにむし歯(白線部)で穴があき、手前の歯にもむし歯(矢印)ができています。

  • きちんと生えていないために、歯ブラシがうまく当たらず、親知らずや手前の歯がむし歯になったり、親知らずを覆う歯肉が炎症を起こし、局所的な歯周病(智歯周囲炎)になる。またこれが口臭の原因にもなる。
  • 手前の歯を強く押して根を溶かしてしまう(歯根吸収)。
  • 親知らずが手前の歯を押して、歯並びを悪くする。
  • 上下どちらか一方だけ親知らずが生えていると、歯がのび出して他の歯と当たり始め、噛み合わせが悪くなる。その結果スムーズな顎の動きができなくなり、顎の関節が痛くなったり、顎や首の筋肉痛がおきたりする。

以上のように様々な障害が起きる可能性があります。ただし、完全に顎の骨の中に埋まっていて症状がない場合や、きちんと生えて上下の親知らずがしっかり咬み合っている場合は抜く必要がありません。

いつ抜けばよいの?

  • 女性の場合、特に妊娠中にこの親知らずが痛み出すと大変です。治療に様々な制限があり、抜くに抜けない、痛みを抑えられないといった大変厄介な状況になってしまいます。従って結婚をひかえた女性は歯科医院でお口全体のチェックをし、将来トラブルのもとになりそうな親知らずは抜いておいた方が無難です。
  • 歯科事情が分からない出張先や重要な仕事の追い込み時などに限って親知らずが痛み出すことが多いのは、疲れや風邪、ストレスなど身体の抵抗力が落ちた時に炎症が起きやすいからです。日頃からきちんと歯科健診を受け、不具合な親知らずは早めに処置しておくことが大切です。
  • 炎症がおきて痛んでいる親知らずをすぐに抜くことはできません。抗生物質で炎症を抑えてから、抜歯することになります。親知らずは一般開業の歯科医院で抜歯できますが、難しいケースは総合病院や大学病院付属の口腔外科で抜歯します。

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