家庭のストレス・マネジメント
育児の不安解消(思春期編) 心の発達
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アイデンティティの発達
思春期におけるアイデンティティの発達は、下記の3段階です。
思春期におけるアイデンティティの発達※発達には個人差があります。
ギャングエイジ
  友達仲間と行動し、自らの事に取り組もうとする「ギャングエイジ」。親や社会の規範にいちいち反対したくなり、いたずら、盗み、いじめなどが多発する時期でもあります。大人が真剣に向かい合えば純粋に受け止める時期です。あるアンケート調査では、対象者の95%が、この時期に悪いことをしたと答えました。  
   
アイデンティティ探索
  「自分とは何か」という疑問や不安をもちます。あまり群れを作らなくなり、自分への意識が高まります。また、引きこもりがちになって他人に強い劣等感を持つ時期でもあります。親への反発が強くなります。
 
   
 
アイデンティティ形成
  アイデンティティ形成が行われ、結果「自分」に関する自尊心が高まると、生きることにポジティブになる時期です。自尊心が高まり、「自分はこれでいい」と受け入れられるようになってきます。逆に、大人、特に親に対して「大人も自分と変わらない人間なんだ」と気付き、それまで抱いてきた大人像が大きく変わる時期でもあります。そのため、大人がどれだけのものなのか疑問を抱き、大人に対して挑戦したくなる時期でもあります。