[2023/02/22] 
健康保険料率および介護保険料率の改定について(公告第570号)

2023(令和5)年2月22日

日本アイ・ビー・エム健康保険組合理事長 山口 俊一

公告 第570号

 

当健保組合は別途積立金を取り崩し繰り入れながら2020(令和2)年度以降1000分の71.5を維持してまいりました。しかしながら、今後想定されている高齢者医療制度の負担増加をはじめとする医療制度改革の影響や、医療費増大等の健保組合を取り巻くその他の環境変化など、健保組合財政に影響を及ぼす様々な要素を加味した検討を継続して行ってきた結果、現行保険料率では財政維持が困難であると判断し、2023(令和5)年度の健康保険料率を2023(令和5)年3月分保険料(4月度給与控除分)より1000分の80.0に引き上げることといたします。

●新健康保険料率 :           80.0/1000 (現行:71.5/1000)
●健康保険料率負担割合:   

-被保険者       :           40.0/1000 (現行:35.75/1000)
   
-事業主          :           40.0/1000 (現行:35.75/1000)

●改定時期          :           2023(令和5)年3月(4月度給与控除分) 

 

また、介護保険につきましては、当健保組合では、2022(令和4)年度より現行の1000分の21.0に引き上げた結果、介護保険料収入と介護納付金の収支のバランスを確保することができ、2023(令和5)年度においても健全な状況を維持できると判断いたしました。一方で、高齢化の進展に伴い介護費用は年々増大しており、それに対応する給付を賄うために健保組合が納めている介護納付金も増え続けていることから、今後も適切な料率設定ができるよう検討を続けてまいります。

●介護保険料率    :           21.0/1000 (現行と同じ)

●介護保険料率負担割合:   

-被保険者       :           10.5/1000 (現行と同じ)
   
-事業主          :           10.5/1000 (現行と同じ)
 

以上の改定が第176回組合会において承認されましたのでお知らせいたします。当健保組合では、今後も財政状態を見ながら来年度以降も必要に応じて適時、適切に保険料率の改定を検討してまいります。

<補足>
健保組合では、正式に保険料率を表記する際、%(パーセント)表記ではなく、1/1000単位(‰ = パーミル)での表記を通例として用います。

以上