[2017/02/24] 
健康保険料率変更と負担割合変更について(公告第526号)

2017年2月24日
日本アイ・ビー・エム健康保険組合理事長 小玉 道雄
公告 第526号

当健保組合の現在の保険料率(被保険者負担分+事業主負担分)は1,000分の80となっており、一般被保険者のみなさまが負担する保険料は1,000分の34.2、事業主負担は1,000分の45.8となっております。この事業主の高負担率によって、当健保組合の財政状況の指標となる別途積立金は本年度末時点で約70億円になるまで改善する見込みです。
これは、当健保組合にとっては良好な傾向ではありますが、一方で事業主にとっては、この社会保険料負担等の福利厚生費は財政状況に極めて大きな影響を与えているのも事実です。
国内経済は緩やかな回復基調が継続しているとはいえ、国際事情に目を転じれば、先行きが不安視される要因も少なくありません。

このような状況などを鑑み、事業主より健康保険料の負担割合について被保険者と事業主で折半する変更案が提出されました。この事業主提案は「保険料率は事業主と被保険者が折半する」という法令上の原則に基づくものであり、当健保組合としても事業主の高い保険料負担によってこれまでに多額の別途積立金が蓄積されている経緯も踏まえた検討を行ない、第157回組合会において、当健保組合の保険料率を平成29年3月分保険料(4月度給与分)より1,000分の80から1,000分の68.4に引き下げ改定したうえで、一般被保険者のみなさまが負担する保険料率は現行のまま1,000分の34.2とし、事業主負担を1,000分の34.2と変更することが承認されましたのでお知らせいたします。

●新健康保険料率: 68.4/1000 (現行:80.0/1000)

●保険料率負担割合: 
 -被保険者 :  34.2/1000    (現行:34.2/1000)
 -事業主    :  34.2/1000  (現行:45.8/1000)

●改定時期:     2017年3月(4月度給与分)

当健保組合を含めた健康保険組合全体を取り巻く環境は、高齢化の進展/医療費の増大/関係制度の改編によって年々変化をしております。今後も当健保組合の財政状態をみながら来年度以降も必要に応じて適時、適切に保険料率の検討を実施してまいりたいと考えております。
なお、今般の保険料率改定に関するご意見、ご質問につきましては、「WEBでのお問い合わせ」までご連絡くださるようお願いいたします。

 

<補足>
健康保険組合では、正式に保険料率を表記する際、%(パーセント)表記ではなく、1/1000単位(‰ = パーミル)での表記を通例として用います。

 

以上