[2019/02/19] 
健康保険料率および介護保険料率の改定について(公告第532号)

English follows

2019年2月18日
日本アイ・ビー・エム健康保険組合理事長 小玉 道雄
公告 第532号

当健保組合の財政は、医療費および高齢者医療制度への納付金の増大が続いてきたため、収入の不足分を補ってきた積立金(別途積立金および繰越金)が減少しており、現行の健康保険料率を維持した場合、必要となる積立金等が2020年度にはマイナスとなり予算が組めないことが明らかになっています。そこで、支出の伸びに対応した最低限の改定をその都度行うこととし、2019年度以降は積立金等が一定の水準を確保できる程度の改定率を設定したうえで段階的に実施していくことといたしました。この方針に基づき、健康保険料率を2019年3月分保険料(4月度給与分)より1,000分の68.4から1,000分の71.5に引き上げることといたします。

●新健康保険料率:     71.5/1000 (現行:68.4/1000)
 
●健康保険料率負担割合:   
-被保険者:      35.75/1000 (現行:34.2/1000)
-事業主 :          35.75/1000 (現行:34.2/1000)
 
●改定時期:              2019年3月(4月度給与分)

 

また、介護保険につきましては、高齢化の進展に伴い介護費用は年々増大しており、それに対応する給付を賄うために健保組合が納めている介護納付金も増え続けているため、その水準に見合った介護保険料率の設定が必要になっています。当健保組合では、今まで介護保険料収入の不足分に準備金を充てて現行の介護保険料率を維持してきましたが、2018年度には準備金がマイナスとなったため、健康保険の会計から繰り入れることで収支をバランスさせました。しかし、当健保組合の納付金は2019年度以降もさらに増大し、今後も大幅な準備金不足が見込まれることから、介護保険料率も2019年3月分保険料(4月度給与分)より現行の1,000分の10から1,000分の17に引き上げることといたします。

●新介護保険料率:     17/1000 (現行:10/1000)
 
●介護保険料率負担割合:   
-被保険者:      8.5/1000 (現行:5/1000)
-事業主:           8.5/1000 (現行:5/1000)
 
●改定時期:              2019年3月(4月度給与分)

 

以上の改定が第163回組合会において承認されましたのでお知らせいたします。当健保組合では、今後も財政状態を見ながら来年度以降も必要に応じて適時、適切に保険料率の改定を検討してまいります。今般の保険料率改定に関するご意見、ご質問につきましては、「WEBでのお問い合わせ」までご連絡くださるようお願いいたします。

<補足>
健康保険組合では、正式に保険料率を表記する際、%(パーセント)表記ではなく、1/1000単位(‰ = パーミル)での表記を通例として用います。

以上