ポイント
セルフチェック
1. 家族がメンタル疾患に
かかったとき
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治療に必要な考え方
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家族の介入
- サポーター自身のケア
- 社会参加のために
2. 各種メンタル疾患
- うつ病
- 心身症
- 統合失調症
- 発達障害:AD/HD
- 発達障害:LD
- 発達障害:自閉性障害
もう一度チェック
子どものころクラスに、授業中じっと座っていられないお友達はいませんでしたか?
最近になって、このような障害の存在が認められました。適切な関わり方をすることによって、症状はかなり回復します。
注意欠陥・多動性障害(AD/HD: Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder)
注意欠陥・多動性障害は、子どもにも大人にも起こる症状です。
障害の原因は、脳内の神経伝達物質の機能不全によるのではないかと言われています。したがって、この障害は親からの遺伝や、親の育て方が原因ではありません。出現率は、15歳以下で、約3〜6%で、決して珍しい障害ではありません。女児より男児に多いとも言われています。
主な症状
子どもにも大人にも共通して、
右図のような症状が現れます。
注意欠陥・多動性障害かな?と思ったら
注意欠陥・多動性障害の場合、お友達など周りの人と同じ行動がとれないため、いじめの対象になったり、社会的疎外感を感じている場合が多いです。薬物療法と心理的なサポートにより症状がかなり改善することが分かっていますので、
まず、専門家の診断が大切です。
どこで診断するの?
対応のこつ
・ はっきり分かりやすい日常行事を組み立てる。
・ どのような行動を望んでいるか、機会がある度に示す。
・ 気が散るようなものをそばに置かない。
・ 話しかけるときは、目を直接見ながら。
・ 叱るときは、他の人の前は避け、その人個人ではなく、その人の「行動」を叱る。
・ 声を張り上げないで、低く落ち着いた声で話す。