家庭のストレス・マネジメント
育児の不安解消(思春期編) 脳の発達
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混乱する脳
脳は後部から前部へと成長します。
思春期では後部から徐々に成長が進みますが、計画、順序の決定、総合的判断、衝動抑制、行動結果予測の高次機能を果たす前頭葉前野は未成熟です。成長には個人差があります。
思春期には、ホルモンの影響を受け、動機付けや行動に関与するドーパミンという神経伝達物質が脳内に満ち溢れます。ドーパミンの働きが強くなると、物事に対する興味、好奇心などが高まります。
混乱する脳
思春期の子どもは一触即発状況にあるばかりでなく、感情爆発する状況を敢えて求めます。また、いろんなことに興味を持ち、好奇心からさまざまなことを試してみたくなります。
しかし、スリルを求めたり好奇心を持つ脳が十分発達しているのに対して、判断や決定を下す脳が未成熟なため、危険な行動、衝動的行動を判断し、抑制することがきちんとできず、混乱してしまうことがあります。
先生 「どうしてこんなことするの!」と言っても、彼らにも理由は分からないのです。
「こういう理由で、これをしてはいけない。」と教えてあげましょう。