家庭のストレス・マネジメント
育児の不安解消(思春期編) 心の発達
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アイデンティティの形成
思春期の子どもの大切な課題は、健全な自己概念、アイデンティティを形成することです。 過去も今も自分は変わることの無い自分であり、未来もこういう自分であり、それを他人からも認められているのだという自信が、アイデンティティです。
Step1. 分化
自己概念のさまざまな側面を、特定の状況に結びつけて見ることができるようになります。
枠
例
「親は私のことを人見知りがはげしいと言うけれど、友達は正反対だってわかってくれてるんだ。」
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枠 枠
Step2. 統合 (アイデンティティ形成)
異なる側面がよりよく組織化されます。
自分のさまざまな側面を結びつけて、一貫したまとまりを形作りはじめます。この作業は非常に苦しく、長い時間を要します。思春期の子どもは自分に対して非常に関心を持ち、自分に対して非常に内省的になり、なかなか自信をもつことができなくなったりします。
また、自分の中にたくさんの矛盾があることに気づいて苦しんだりもします。
思春期におけるアイデンティティの変化
先生 ゆっくり、きちんと自分を作っていけるよう、暖かく見守ってあげましょう。
思春期の子どもは不安の中にいるので、受け止めて守っていることを感じさせてあげましょう。