むし歯
シュガー
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Sugar Control
おやつの与え方
幼児のおやつには、3度の食事で足りないエネルギーや栄養素を補う(補食)という目的があります。
また情操を豊かにします。あまり神経質になり、とても楽しみであるおやつを取り上げてしまうのは、子供にとって悲しいことです。
おやつの考え方
まず「おやつ=甘いもの」ではありません。おやつとしては、脂肪分が多い、歯にくっつきやすい、合成着色料などの添加物を使用しているもの等はなるべく避け、果物や牛乳を原料としたものを与えた方が良いでしょう。また、常におやつを食べられるようにしてしまうと、3回の食事の時におなか一杯で嫌いな食べ物を避けるようになります。好き嫌いがひどくなり、体にも悪い影響を与えてしまいます。また、だらだらとおやつを与えることは、むし歯をできやすくする原因になります。おやつは時間と量をしっかりと決めて与えましょう。

シュガーコントロール(糖類摂取の考え方)
子供のおやつだけでなく、糖類は必要な栄養素です。むし歯菌は砂糖が大好物ですので、むし歯予防のためにも以下の3つのポイントに注意しましょう。
01
砂糖の量に注意
誰でもケーキなどは砂糖がたくさん入っていると思いますが、意外なものに砂糖が多く入っています。3グラムのスティックシュガーに換算すると、カップのアイスクリームで11本分、コーラ(500mL)で18本分も砂糖が入っています。また、体に良いとされるスポーツドリンク(500mL)にも11本分の砂糖が入っています。隠れた砂糖には要注意です。
02
食べている時間
砂糖の量も重要ですが、お口の中に長くとどまるものも要注意です。例えば、チョコレートやアイスクリームよりも、アメの方がお口の中にとどまる時間も長いので危険です。もちろん、だらだら食いをすると、お口の中は常に酸性状態になり、むし歯ができる危険性が高くなります。
03
食べるタイミング
むし歯の発生と唾液の分泌(唾液の作用)には深い関係があります。唾液の分泌が減る就寝前に砂糖を摂ることは非常に危険です。例えば、寝る前にスポーツドリンクや乳酸菌飲料を与え、そのまま寝かしつけるのは好ましくありません。